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品質維持・コスト削減
湿式製法の米粉製粉機

【掲載紙】 商経アドバイス
【発行日】 2010年1月7日(木)


 

【記事の内容】

米粉パンや米粉ラーメン、米粉パスタなど、米粉食品に注目が集まる中、米粉製造機に参入するメーカーが増えてきた。そのいずれもが乾式製法なのに対し、湿式製法による品質にこだわり続けるのが、米粉製粉機のパイオニア企業・西村機械製作所(大阪府八尾市、☎072・991・2461)だ。同社はこのほど設備の改良を図り、年明け早々に、大幅に価格ダウンした新タイプを市場に投入する。
同社は創業以来、75年にわたって上新粉製造や各種穀物・穀粉の粒度調整などのノウハウを積み上げてきた。これらの技術を基に、10年以上も前に米粉製造機を開発。独自の気流式粉砕機により、食パンやうどんはもちろん、ほとんどの製品需要に対応できる良質な米粉(30~40㍈)が作れるプラントを製造している。
気流粉砕機「スーパーパウダーミル」は、①米粉が一定の粒度に揃っているためムラがなく、歩留りが良い②製粉機の穀温上昇を抑えているため、米粉の課題であるアルファ化が起きない③原料米に水分を吸収させて硬度を和らげてから製粉するため、ダメージの少ない粉に仕上がり、デンプンが損傷しない④一定の含水分値に調整するため、品質が安定する⑤水分を与える湿式のほか、乾式製粉にも対応可能―などの長所を備えている。
粉の粒度を自由に調整できるため、ふっくらした食パン向けから、表面が固いフランスパン、しっとりしたケーキやたこ焼き粉など、幅広い製品に対応した、それぞれの米粉を作れる。
今年からは原料米に水を含ませる浸漬と、製粉後の粉の乾燥工程の機械を簡略化したタイプを発売する。これにより、業界唯一の湿式製粉の品質の良さを保ちながら、乾式製造機と差がないほどにコストダウンした機械を提供できる態勢が整う。もちろん、湿式粉砕でロットも大きい方が品質も良く、安定するが、乾式や小ロットの場合でも補うことは可能だ。そのため同社では、コンパクトな乾式の高速粉砕機も用意しており、ニーズに合わせた提案も可能だ。

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