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 米粉記事 

  「高精度粉砕技術PR」
  多彩な関連機器を実演

【掲載紙】 商経アドバイス
【発行日】 2011年7月14日(木)


【記事の内容】

粉粒体機器とトータルエンジニアリングの機械メーカー・㈱西村機械製作所(本社・大阪府八尾市)は、国際食品工業展に新規米粉用気流式微粉砕機「スーパーパウダーミル」をはじめ多数の関連機器を出展。同社製粉の導入企業が製造した米粉商品の展示・試食を行うなど、同社製品の活用によるクオリティーの高い米粉製造をアピールした。
 スーパーパウダーミルは湿式製粉も可能。原料同士がぶつかり合って粉砕される自己粉砕方式のため、粉砕時の衝撃力が小さく、短時間で粉砕されることからデンプンの損傷を受けにくい。空気の発生量が多く、粉砕媒体としての役割を果たすことから、粉砕時の温度上昇が少なく、アルファ化の心配がない。設定した粒度に粉砕されるまで機内に滞留を続ける機構のため、粉砕分布が細かくシャープで、フルイ機の負荷が軽減される。
 気流乾燥とのユニットにより、粉砕後の米粉含水率を一定にできる。機体はケージングの開閉が容易で清掃も簡単に行える。スーパーパウダーミルは、一時間当たり処理能力が最大100キロタイプから600~1000キロタイプまで4種類をラインアップ。2004~11年までに同機を導入した米粉製粉工場は全国に23カ所に上る。出展ブース内には各工場の名前と地域を日本地図に示したパネルで紹介するとともに製造商品も展示され、試食の米粉麺などが配布された。
 またクオリティーの高い米粉製造に適した関連機器も提案。粉粒体の低周波振動によるサイロ排出システム「パルセーターランス」は、サイロ内の粉粒体を効果的に流動化させるために開発された。パルセーター本体から発生する低周波振動の強力な圧縮エアーパルス(=波動パルスエアー)を粉粒体内に抽入するとともに、有効に粉粒体を拡散させる。波動パルスエアーの「波動+圧力」で微小分子も確実に流動化され、かなり絞られたサイロ出口からでもいとも簡単に排出されている。
 同装置は簡単に設置でき、角型、丸型、非金属製などサイロの形状を選ばず全く同じ効果が得られる。ホッパー下部の出口付近で貯蔵物が壁面などに付着したり圧縮されたりして上部の流出が妨げられるブリッジ現象、中央部に穴が開くラットホール現象などの架橋防止に最適だ。寸法、形状、取り付け位置などをサイコロの形や使用する原料に合わせて対応できるため、どのような使用条件下でも必ず解決方法を見つけることができる。同社製品のエアーハンマーショッカーと併用すると、壁面に付着した原料も完全排出することができる。
 「エヌパックスケール」は、あらゆる性質の粉体に対応した高精度・安定・超微粉末対応の充填計量機で、ロードセルを使用した高精度計量機能と同社独自の特殊スクリューフィーダーを採用した供給装置からなる。マイクロコンピューターで制御し、より高精度な微粉末の計量を実現したシステムだ。小口径1軸スクリュータイプと2軸一体スクリュータイプがある。米粉、小麦粉、擦りゴマ、抹茶などの微粉末に最適。
 粒体計量に最適な「振動式充填計量機」は、大小のスクリューで設定値前の定量(適正値)まで短時間で充填し、定量に達したあとに小振動フィーダーのみが残量を高精度に充填する。農産物やあられ、豆菓子、肥料、飼料などの粉体、顆粒状物、固形物に最適。


▽「小動力で能力発揮 高濃度粉体圧送機」

「高濃度粉体圧送機」は同社取り扱いの㈱中島製作所(本社・京都市南区)の製品。スクリュー搬送方式による高効率の圧送混入器により、コンプレッサーの小型と同時に高濃度連続圧送を可能にした。小動力でムダなく高い能力を発揮する独自システムだ。従来の空気に頼るニューマティック方式では水分変化による粉体の品質変化が避けられなかったが、同機は高濃度で圧送し、混入空気がわずかなため、水分変化はほとんど見られない。
混合粉体の比重の違いによる分離現象、粉体同士のぶつかり合いによる発熱・物性変化などもなく、食品などほとんどの粉体の高品質で安定した輸送が可能という。所要空気量が少なく圧送に要するブローされた高圧空気のロスもほとんどないため、コンプレッサーの小型化や省電力化が可能。消耗部品もほとんどないのでランニングコストを飛躍的に削減できる。
同機はパイプ径の細い搬送管で自由に配管が可能となり、省ペースで設置しやすく、場所も選ばない。排出空気処理のための大がかりなサクションシステム等も不要で、設備上のイニシャルコストダウンが図れる。簡潔な操作性で誰でも短時間で運転可能。自動化・無人化ラインにも対応し、連続運転・遠隔操作で使用できる。用途に合わせたシステムプランも可能だ。
同機は標準タイプの「N-A型」(一時間あたり輸送能力3~15トン)、サニタリー型の要素を加えた「N-B型」(同3~5トン)、製品の切り込み用に最適な「N-C型」(0.5~3トン)の3タイプがある。3タイプとも輸送距離は10~50メートル。また西村機械製作所は同展示会期中に「安心・安全な米粉食品の展望。米粉の製粉法とは?新たな玄米粉とは?」のテーマで出展者プレゼンテーションセミナーを行った。

各製品に関する問い合わせは同社(☎072・991・2461)まで。

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