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   「高品質な米粉製造」

 

【掲載紙】 農経しんぽう
【発行日】 2012年1月30日(月)

【記事の内容】

高品質な米粉製造   西村機械製作所
毎時30kgの気流式粉砕機

 ㈱西村機械製作所(西村卓朗社長・大阪府八尾市松山町2の6の9)は高品質の米粉を毎時30キロ製造できる気流式粉砕機「スーパーパウダーミル」SPM-R200型を開発し、1号機は昨年4月、千葉県木更津市の農事組合法人・上望陀(かみもうだ)に納入した。10月から、前後工程の機器と一体化したコンパクトな粉砕ユニットも発売している。農業者でも単品で販売できるハイグレードの米粉や多品種穀粉の製造が可能になる製粉機となり、農業の6次産業化に普及が期待される。
 スーパーパウダーミルは気流式粉砕機で、製粉原料は、粉砕室内壁への衝突と原料同士の衝突を繰り返して粉砕される。
 特徴は、湿式粉砕と乾式粉砕が可能で、発芽玄米など健康に優れた成分が確認されている原料の製粉も行える。
 粉砕された原料は気流で排出されるためデンプンの損傷、温度上昇(アルファー化)は少ない。設定粒度に粉砕されるまで機内に滞留するため、粉は細かく粒度にバラツキも少ない。粒度分布がシャープなため、フルイ機の負荷が軽減される。
 整粒米の湿式粉砕例は、粉砕前水分30%が乾燥後水分13%、粉砕後の平均粒径30μ、粒径レンジ10~100μ。デンプン損傷率3.2%(デンプン損傷率が10%を超えると、ミキサーにくっつく、麺に伸ばしにくいなど使いにくい米粉になる)。

 このような特徴から、同機で製粉した粉は、食パン製造に使うと膨らみがよい。加工しやすい米粉が製造できるため、パン用、麺用に米粉単品でも販売が可能になる。
  従来、スーパーパウダーミルの品揃えは毎時1トン~100キロ製造まで4機種だった。米以外にソバ、小麦、大麦などにも製粉実績があり、いずれも製粉業者向けの大型製粉機だったが、近年の新規需要米の作付け増加や大規模農業者の農産加工ニーズから毎時30キロ処理の粉砕機SPM-R200型(3.7キロワット モーター)を実用化した。
 西村機械製作所は、同製粉機に前後工程の原料ホッパー、定量供給機、サイクロンなどと一体化した粉砕ユニットも発売した。分解清掃が容易な構造で、2メートル四方のスペースに設置可能となり、農業者が一層、導入しやすい装置になった。年間販売目標は20台。問い合わせは同社☎072-991-2461まで。

 

 

 

 

 

 

 

 


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