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 米粉記事 

 

「小型機開発、広がる湿式製粉プラント、内麦との給食プロジェクトも発足」

 

【掲載紙】 米麦日報
【発行日】 2012年2月3日(金)

 

【記事の内容】

【その後の米用途改革143】 「米粉」特集① 西村機械製作所
小型機開発、広がる湿式製粉プラント、内麦との給食プロジェクトも発足

米粉の普及拡大がいわれて久しいが、規模だけを言ってしまえば、まだまだ数万tの世界は変わっていない。米粉関連設備に対する農水省の半額助成(農山漁村活性化プロジェクトによる連携事業計画の採択)も、件数は減少傾向にあり、設備投資も一息といったところ。ある意味、これからの展開が、本格的に米粉事業に取り組む組織、地域の真価が問われるところといえそうだ。農水省に普及拡大への課題を問うと「大手の利用推進」を指摘する。どうしても原料の安定性、価格が問題にされがちで、大手の利用はある程度試行的な規模に限定されてしまう。農水省では「量販店やコンビニなどに回っている」とし、利用を促すが、与えられた課題はそう簡単ではない。
 ただ、規模は小さいながらも積極的に米粉事業を展開し、消費者の評価を得ている取組も全国から多く聞こえてくる。生産、消費の面でそれぞれの地域事情に応じた取組を展開し、確実に米粉の輪を広げている。全国への拡大を目指す米粉30%入りの袋麺や、魚沼コシヒカリの発芽玄米粉等を使った焼ドーナツなど、興味深い取組がある。これらを支えるのは良質な米粉で、それを生み出す製粉機メーカーも日々技術力向上へ努力している。
 新たに米粉を始めるには、農水省の半額助成が来年度も継続される見込みで(予算額は米粉以外も含めて40億円)、米粉倶楽部のテレビCM、CHEF-1クラブとのコラボ企画など消費者へのPRも継続される。量販店でも全国展開する大手が米粉フェアを継続して行うなど、全国的な展開もある。その他各地でも試食会等のイベントは開催されており、「美味しい米粉」をまず食べてもらうという地道な取組が少しでも広がり、根付いていくことを期待する声も多い。意欲ある企業の取組を連載で紹介する。

【㈱西村機械製作所】高い品質の湿式米粉
 湿式製粉といえば同社で、高品質な粉には評価も高く、全国のプラント導入企業も活発な展開を見せている。同社の新しい動きとしてはまず、毎時10~30kgの小型製粉機(スーパーパウダーミルミニ=写真は上望陀に導入されたSPM-R200)を開発し、これを中心とした乾式湿式兼用粉砕ユニットをPRした。すでに、千葉県木更津市の農事組合法人上望陀に導入されており、湿式製粉による米粉の評価は高い。

 また、地元産の小麦や米を使った給食パンの提案を行う「100%地元産の給食パンを目指すプロジェクト」を発足し、各地域で「新たなビジネスモデルになれば」と推進を図っている。同社の湿式製粉プラント(写真は上望陀の小型自動システム、左が前処理、右が製粉ライン)は地域の6次産業化にも貢献しており、米粉は学校給食への導入も多い。ただ、仕入値の問題や内麦の振興など、これまでの地域事情から、自主的な取組では学校給食への導入は難しい地域もみられていた。そこで、米粉だけでなく、「内麦でも自給率向上は同じこと。地域の特徴を生かすには米も小麦も関係なく、地元産の農産物を使った地域密着

の産業化が図れれば」と提案している。
 同プロジェクトの推進で、子供(食育)、農家(安定した販売先の確保)、製パン会社(売上の安定)、給食センター(原料コストの安定化)、地域(地域経済の活性化)とメリットを掲げ、6次産業化を支援する考え。
 新商品ではまた、大容量の超協力振動フルイ「メガシフター」(右写真)が好調だ。従来機に比べ、コンパクト設計ながら能力がアップしただけではなく、網の点検や清掃が容易で、「今までに無かったもの」として高い評価を得ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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