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 米粉記事 

 

 米粉製粉機 「スーパーパウダーミルmini」

【掲載紙】 米穀市況速報
【発行日】 2013年05月22日(水)

 

【記事の内容】

◆米粉製粉機「スーパーパウダーミルmini」

小型機6次産業化を促進(西村機械製作所)

 

 製粉機械メーカーの㈱西村機械製作所(大阪府八尾市)は、米粉パンなど新規需要向けの取り組みに最も積極的な企業の1つだ。この2~3年で力を入れているのは、6次産業化を目指す生産者や集荷業者に適した小型の製粉機。米粉業界の現状としては「大手企業の参入がひと段落し、近年は生産者やJAからの注文が増えている」(営業部・鈴木善也主任)とのことで、こうしたニーズに応えるかたち。
 同社開発の米粉用製粉機「スーパーパウダーミル」は、片山製粉(大阪)、JA土佐れいほく(高知)、明峰ファーム(石川)など全国各地で多くの納入実績を持つ。原料同士を衝突させる気流粉砕方式を採用しており、湿式(予め米を浸水する方式)も可能なため、デンプンの損傷を抑えて良質の米粉を製粉できるのが特徴となっている。6次産業化を目指すユーザーに向けては、同機種を小型化した「スーパーパウダーミルmini」を提案している。最大処理能力は毎時30キロで、高さ108cm×幅60cmとコンパクトなサイズを実現しており、店舗にも設置しやすい。価格は基本的なユニットで850万円ほどとなっており、農水省の半額助成や自治体の補助金などでさらに抑えることができる。導入事例として、岡山県の道の駅鯉が窪や、千葉県木更津市の農事組合法人上望陀で学校給食向けとして使用されるなどの実績がある。
 6次産業として成功する上では、大手企業で大量生産される製品と差別化できるような付加価値が必要という。「うどんでも讃岐、伊勢、博多で違いがあるように、米粉パンも地域ごとに特色を出せる可能性がある。また、米以外に地元の特産品を混ぜてオリジナリティを出すという手もある」と鈴木主任は助言する。日本は全国が米どころということもあり、様々なバリエーションが生み出せると期待をかける。また、新たな販売方法として、冷凍したパン生地を販売することも提案している。「小麦のパンでは、発酵が終わったものをそのまま冷凍して、電子レンジで加熱するだけで食べられる製品がすでに出ている」とのことで、米粉パンでも同様の販売が可能という。普及啓蒙活動にも注力しており、その1つとして、ベーカリーショップに向けたパンフレット「米粉製粉入門」を自社サイトやイベント会場で配布している。米粉の加工データなど実践的な情報をまとめたもので、特に厨房レイアウト案では室内の面積をもとに売り上げを試算し、スタッフ人数も含めたビジネスモデルまで提案している。6次産業化に最も積極的なのは九州とのことで、今後は東北をはじめとする東日本にも積極的に働きかけていきたいとしている。

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