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 米粉記事 

 

  「製粉・製麺機を一体化」

【掲載紙】 商経アドバイス
【発行日】 2013年08月01日(木)

 

【記事の内容】

≪生・玄米粉で6次化支援≫

㈱西村機械製作所 西村元樹・新社長【地域活性化に寄与】

 米粉食品加工で業界をリードする㈱西村機械製作所(大阪府八尾市、☎072・991・2461)は、今後も米粉食品の開発や事業提案に力を入れ、農業の6次産業化、地域活性化に寄与していく方針だ。これまで米粉分野の事業化を担ってきた西村元樹氏が社長に就任し、玄米粉や生米粉の利点を発信している。
 同社では5月、常務取締役だった元樹氏が代表取締役社長に就任、前社長だった西村卓朗氏は代表取締役会長に就いた。
 米粉事業の先鞭をつけたのは前社長だったが、平成15年に新規米粉用湿式製粉プラントを初めて納品して以降、元樹氏の常務就任に前後して全国の道の駅や製粉会社、農業法人等に次々と納品していった。
 核となるのは、米粉気流式粉砕機「スーパーパウダーミル」だ。高速回転気流でコメ粒同士をぶつけ合わせて砕く方式で機械との摩擦がない上、湿式のためデンプン損傷度が低く良質の米粉が得られる。
 同社は現在、製粉機を小型化して東京の食品機械メーカー・㈱武蔵商会との提携により、原料米を投入すると、米粉麺となって出てくる米粉麺製造設備も販売を始めた。わずか8~10坪の広さがあれば、機械を設置できる。
 農業現場が6次産業化に乗り出す際には、できれば初期投資を抑えたいところだ。加えて大手資本とは差別化を図れる工夫も重要になる。そこで西村機械は、湿式製粉した米粉をそのまま生麺に加工するアイデアを提案している。米粉を流通させるには当然、一度乾燥させる必要がある。乾燥すればデンプンもダメージを受け、乾燥設備も必要だ。製粉機と麺加工設備を一体化できれば、農家や法人が自家製粉による6次産業に乗り出しやすくなる。
 玄米粉の二次加工にも道が開ける。コメ糠油を多く含む玄米粉は、焙煎しないと一般流通は難しい。しかし焙煎させるとにおいが発し、加工用途も限られる。製粉してそのまま加工できれば、品質や栄養価も損なわない。
 西村機械では、農家・法人を積極的にサポートしていく考えだ。スーパーパウダーミルは穀物全般にも利用できるため、「地域の特産品等も生かした商品など具体的な提案や、事業計画の診断などもしていきたい」(西村元樹社長)との方針にある。
 希望があれば、米粉の特徴からプラントの設置事例まで収めたパンフレット「米粉麺製造入門」も提供している。

 

【海外でも注目】

 同社には現在、タイ、ベトナムなど東南アジアの企業からも問い合わせが寄せられている。コメ食文化が根強く、一般消費者にはあまり小麦粉のパンを食べる習慣がないこれらの国々では、良質で品質の安定した米粉が求められている。同社の高い技術が海外でも注目されている。

 

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