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 「アルファー化米粉開発」

【掲載紙】 商経アドバイス
【掲載日】 2017年1月10日(火)

 

◎アルファー化米粉開発
≪グルテンフリーで用途拡大≫

㈱西村機械製作所
 米粉の可能性に早くから着眼し、製粉技術の開発に取り組んできた㈱西村機械製作所(西村元樹社長、大阪府八尾市、☎072・991・2461)は現在、米粉加工食品の新たな可能性として「米粉バウムクーヘン」に注目している。また“グルテンフリー”をキーワードに、グルテンの添加が不要な「アルファー化米粉」を開発した。
 米粉パン・ケーキの特徴はしっとりした食感にある。小麦粉のパン・ケーキのようにパサパサしていない点が、日本人の嗜好にも合っているといわれる。しかもバウムクーヘンはもともと、洋菓子の中でもしっとりした味わいが特徴だ。この原料に米粉を使うことで、しっとり感に加えて滑らかな口当たりにもなる。
 同社は昨秋開かれた6次産業化EXPOにバウムクーヘン製造機械のパイオニア企業・㈱不二商会とのコラボで出展し、黒米粉や玄米粉で作ったバウムクーヘンの試食を来場者に進めた。グルテンを一切使わないため、アレルギーを気にする人でもおいしく食べられ、黒米粉を使うとアントシアニンやポリフェノールなどの栄養素もおいしく摂取できる。玄米粉を使うと香ばしい風味も楽しめ、糠臭さもない。

≪冷めても硬くならない特徴も≫
 アルファー化米粉は一度、パフライスにしてコメをアルファ化の状態にしてから米粉にしており、保水力も格段に向上する。グルテンの代わりに増粘剤として使える。従来の米粉に少し加えるだけで、「保湿性、保存性も高まる」(西村元樹社長)という。クッキーを焼くときに起こりやすくなるひび割れを防止し、パンケーキ用米粉に混ぜると口溶けの良い仕上がりになり、冷めても硬くならない。
 まさに“完全グルテンフリー食品”化が可能となる。最近は、海外のプロアスリートが主食を小麦粉のパンから米飯に替えてスタミナ向上に成功し、世界的なタイトルを獲得するなど、“食のグルテンフリー化”が注目されている。6次産業化EXPOでも、多くの来場者が小袋入りサンプルを興味深そうに手に取っていた。

 

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