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 「市場の拡大に手応え 小型米粉製粉機引合い増加」

【掲載紙】 商経アドバイス
【掲載日】 2019年1月10日(木)

 

 

【市場の拡大に手応え】
小型米粉製粉機引き合い増加

㈱西村機械製作所
米粉食品の普及啓蒙に努めてきた米粉製粉機メーカーの㈱西村機械製作所(大阪府八尾市)では近年、小型の「フェアリーパウダーミル」をはじめとした米粉製粉機への引き合いが増加し、米粉食品市場の広がりに手応えを感じている。各種展示会に出展した際の反応も良く、商談につながる例も増えているという。
同社の米粉製粉機「スーパーパウダーミル」は、高速回転させたコメ粒同士をぶつけ合わせて粉砕する方式。粉砕時のコメ粒の温度上昇を抑えられるため、アルファ化の心配がない。粉砕時間も短くて済む。そのためデンプン損傷が少なく、粉のダメージが少ない。粉砕粒度のバラつきも少ない。より高品質な米粉が得られる湿式粉砕も可能だ。気流乾燥とのユニットによって粉砕後の含水率を一定に保てる。
これを小型化したのがフェアリーパウダーミルだ。大阪府立大学との連携で気流の粉砕エネルギーを解析するなどの研究成果を得ている。粉砕機の回転数による気流の変化や、気流に特有の乱れを起こす外部ライナーの形状などを分析し、コメ粒の粒子の大きさやダメージ、性状変化などを自在にコントロールできるように研究を重ねた。
フェアリーパウダーミルは幅80×奥行90×高さ130㌢とコンパクトで、パンやケーキ、麵類などに2次加工する加工所や調理場にも設置できる。製パン・製菓業界のプロデュース業・㈱不二商会(神戸市兵庫区)は、フェアリーパウダーミルを使った米粉バウムクーヘンの製造・販売を呼びかけている。
不二商会のノウハウで作った米粉バウムクーヘンは、しっとりした食感が米粉にマッチする。硬くなりにくいため、贈答品としても人気だ。不二商会では菓子作りの基礎から研修でき、メニュー提案、店舗演出、パッケージデザインまで提案してくれる。米粉バウムクーヘンの展開は素人でもでき、洋菓子として誰でも知っている商品のためアピールしやすい。利益率も高く、問い合わせが増えているという。

 米粉食品は、グルテンフリーとして海外の注目度が増している。西村機械は半年前、ベトナムにも1時間当たり1.8㌧製造の大型プラントを輸出して設置したが、すでに増設の準備に入っているそうだ。ベトナムにはもともと米粉を作る工場がなかったため、これまではタイから米粉を輸入していた。スーパーパウダーミルを組み込んだ製粉プラントでこれからは、自国産米で米粉を国内製造する方針という。


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