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 「米粉市場の素地築く」

【掲載紙】 商経アドバイス
【掲載日】

2019年12月5日(木)

 

 

米粉市場の素地築く
西村機械製作所 西村会長・旭日双光章

 秋の叙勲で旭日双光章を受章した西村卓朗氏(77)は、篩い選別機や輸送機、撹拌機などのメーカー・㈱西村機械製作所(大阪府八尾市)の会長。良質な米粉を製造するスーパーパウダーミルの開発者でもある。同社は近年、ミャンマーやタイにも米粉製造機を提供し、国際的な米粉食品の普及に貢献している。
 西村会長は大阪市浪速区出身。大学卒業後、同社に入社し、昭和52年に2代目社長に就任した。昭和50~60年代には「改革・解放」を掲げ、海外の技術や産業に門戸を開いていた中国に何度も渡り、乳児用離乳食のベビーパウダーや大豆粉、生薬などの製粉プラントを設置するなど早くからアジアに注目していた。
 同時に米粉にも着目。はじめは和菓子向けの米粉製造だったが、独自の気流式湿式製粉でパン、麺、ケーキ向けの米粉製造にたどり着いた。平成15年に初めてスーパーパウダーミルによる製粉プラントを納入。それ以来、小麦アレルギーに悩む消費者からグルテンフリーが支持され、米粉食品が注目される素地を築いた。
 コメの輸出大国ながら、コメ加工産業を確立できないでいたミャンマー政府の依頼により、米粉プラントを無償で提供したほか、タイの大学とは米粉食品を共同開発。ベトナムにも米粉プラントを納入するなど、国際貢献を続けている。

 今回の受章について西村会長は、「自分でもまさかと思った。米粉製粉はなかなかうまくいかなかったが、いつかはと信じて進めてきた。米粉の普及で輸入小麦粉の需要を少しでもコメに振り向け、国産米の生産振興にもつながれば」と語っている。



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