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 米粉記事 

 

 「米粉食品に特産品活用」

【掲載紙】 商経アドバイス
【掲載日】

2020年8月24日(月)

 

米粉食品に特産品活用
 湿式製粉で多彩な加工品を

㈱西村機械製作所
 新規需要米が生産調整にカウントされるようになり、米粉用米を活用した地域興しの動きが全国に広まった。米粉用製粉機のパイオニア企業・㈱西村機械製作所(大阪府八尾市、☎072・991・2461)にも、全国の企業や道の駅から湿式気流式製粉機「スーパーパウダーミル」や小型機「フェアリーパウダーミル」への問い合わせが増えている。グルテンフリーニーズなどの高まりもあり、今後も注目されそうな流れが生まれてきている。
 道の駅やレストランでは、フェアリーパウダーミルを使用し京都の抹茶、栃木の柚子など特産品を使った米粉パンやロールケーキが開発されている。栃木や北海道など酪農が盛んな地域では、牛乳やバターなどを生かした新たな商品開発に挑戦する店舗もある。
「米粉用米を生かした米粉食品やスイーツなどを開発したい」という動機から、6次産業化やグルテンフリー、ビーガンなどの食スタイルニーズも加わり、地元特産品を活用した動きにつながっている。
 米粉事業に取り組むユーザーから、幅・奥行き・高さが800×900×1300㍉というコンパクトなフェアリーパウダーミルの引き合いが増えている。設置スペースを取らず、デンプン損傷率が少ない上質な米粉が得られる。直近の2~3年で約20台が導入されたという。中には、本店内に設置済みの1台に加えて観光スポット内の休憩所に追加設置を見当している事業者がある。
 北海道では、輸出を念頭にスーパーパウダーミルを設置した米穀店がある。現在はまず国内需要の開拓に照準を絞り、工房を作って商品開発にいそしみながら、クッキーや洋菓子などを製造・販売し、米粉の卸・小売も行っている。
 西村機械の湿式製粉機は平均粉粒30㍈の細かな米粉を安定的に製造でき、デンプン損傷率はわずか3.2%に抑えられる。最終加工品の菓子やパンはふっくらし、米粉特有のしっとり感も楽しめる食品に仕上がる。スーパーパウダーミルなら時間当たり100~1000㌔、フェアリーパウダーミルならば10㌔以下の製造も可能だ。
西村機械では近年のインターネットによる動画配信の影響力の大きさを考慮し、このほどYou Tubeで「KOMECO CHANNEL」
(https://www.youtube.com/watch?v=X9KCb29AiDo)を開設した。

 パン用米粉の品質を決める4種類のポイントと、その中でも最も重要なデンプン損傷率の違いによってどれくらいパンの焼き上がりが変化するのかを、実際に米粉をこねるところから実演して分かりやすく解説している。乾式製粉と湿式製粉の違いを示し、乾式と湿式の製粉法の影響や米粉の粒径の差が、製パン特性にもたらす影響についてひと目でわかる動画が完成した。



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