米粉ニュース

「タイのカセサート大学と米粉食品の共同開発で提携」

【調印日】 2016年3月30日(水)

 西村機械製作所(本社:大阪、代表取締役社長 西村元樹)のタイ子会社 Nishimura Powder Engineering (Thailand) Co. Ltd. (略称:NIPE)はタイ国カセサート大学(バンコク)の食品開発研究所(Institute of Food Research and Product Development, Kasetsart University)と共同で米粉食品の開発を行うことで本年3月30日に合意した。 

 この提携に基づき、カセサート大学は西村機械製作所製の湿式気流粉砕設備スーパーパウダーミルを同研究所に導入する。 米粉は広くアジア諸国において食材として利用されているが、タイにおいては同国が米の大生産国であることから、同国の農業・食品開発のリーダー的存在であるカセサート大学も米粉の新食材開発に力を注いできた。 一方、西村機械製作所は長粒種米においても澱粉損傷を抑え粉末化する技術開発に成功、東南アジア諸国にはない微細粒粉の米粉を用いて従来開発が難しいとされてきたパン、ケーキ、クッキーなどのグルテンフリー米粉加工食品の開発に力を注いでいる。 昨年、西村機械製作所がタイにNIPEを設立、タイでの事業基盤強化に乗り出したことから、両者の提携が実現した。

提携の第一弾として、カセサート大学が独自に開発した紫黒米種(ライスベリー)を用いた新商品の開発において、西村機械製作所は米粉の食品開発専門家を日本から同大学に派遣し開発支援を行う。これによって開発されるライスベリーの新商品は、本年8月にタイのバンコク有名デパートで開催されるライスベリーの食品発表会にて紹介される予定で、この発表会には同国の王室関係者も協賛している。

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