関東初「こめこ祭り」 微細で安定した粒子の米粉
| 【掲載】 | 商経アドバイス |
| 【掲載日】 | 2026年1月9日(金) |
関東初「こめこ祭り」 微細で安定した粒子の米粉
(株)西村機械製作所(大阪府八尾市)は、米粉食品の普及に向けて定期的に料理教室を開催するほ か、インターネットを活用した情報発信に努めている。
業界関係者に限らず、一般消費者にも門戸を開いた米粉情報の発信や体 験の場を提供する「こめこ祭り」も、これまで同社本社で2回開催してき た。今月20日には初めて埼玉県でも開催する。同社のフェアリーパウダー ミルを導入して米粉パンケーキに取り組んでいる製菓機械の大手メーカ ー・(株)マスダック(埼玉県所沢市)で開く。
米粉ビジネスの最新情報が実際に米粉に取り組む業者の生の声として聞 けるほか、製菓機械や製粉機のデモンストレーションも見られ、専門スタ ッフとの相談も可能。マスダックのパンケーキクッカーによる米粉スイー ツ作り体験は、過去のこめこ祭りでも大人気だった。
西村機械の米粉製粉機は、「スーパーパウダーミル(SPM)」と「フェアリーパウダーミル (FPM)」。SPMは、デンプン損傷が少ない湿式製粉。原料米を洗米、浸漬して清潔な状態で軟化させる。粉砕方法は、高速気流でコメ粒同士をぶつけ合わせる気流粉砕。デンプン損傷率は5 %以下だ。粉砕による熱ダメージが少なく、米粉の粒子が細かく安定しているため、微細で高品質な米粉ができ上がる。1時間当たり100〜200キロを製造できる。
FPMは、1時間当たり10キロの処理ができるコンパクトサイズ。湿式でも乾式でも可能な気流粉砕になっている。パンや洋菓子の工房内にも設置できるため、小規模事業者にとっても嬉しい装置だ。
多数のパン・洋菓子業者や道の駅、米穀店、農業法人などがSPMやFPMを導入し、こだわりのコメや地元産米、自家栽培のコメを使って独自の商品を作っている。玄米や赤米、黒米を使った商品のほか、地元の特産品を生したケースもみられ、6次産業化で地域の農業振興にも役立っている。
商品化のアイデアや店舗設計を通じて事業プロデュースを行う(株)不二商 会(神戸市兵庫区)とのコラボで、近年は米粉バウムクーヘンに取り組む事業者が増えている。米粉のあっさりとした風味が小麦粉のバウムクーへンとは違った味わいを醸し出しており、人気商品になっている事例も多い。
